ヴィッパサナー瞑想体験
投薬治療で症状を悪化させていった私。
色々と心理学を学んでいって頭で整理していったのですが、
結局、摂食障害やうつ状態はよくならず、
自然治癒療法で治らないかな~と
思い立ったのでした。
そんな体験談の記録も
載せていきたいと思います。
色々調べていって、まず気になったのが瞑想です。
これまで「瞑想」とは無縁の生活を送ってきたのですが、
調べていくうちに急に興味が沸いたからです!
冥想というと、お寺や宗教というイメージがありますが、
特に近所のお寺でも、
宗教に関わらず指導してくださるようです。
私はそんな中、
ネットでヴィッパサナー瞑想を受けられる研修所
をみつけて興味をもったので気分転換にいってみました。
ヴィッパサナー瞑想は10日間研修形式で行います。
朝4時に起きて、夜の9時に寝る
という生活を行うので、夜型になっている私にとっては
生活の乱れを正すためににいいのかなと思いました。
1日10時間、
自分自身を観察し瞑想しつづけていきます。
タバコ、酒、殺生、お菓子、娯楽、本、スマホすべて禁止。
他人とは話してもいけない、目をあわしてもいけない、
起きている間は瞑想、食事、入浴、トイレだけ。
最初は安易な気持ちで参加してみたのですが・・。
1~3日目
まず教わったのは 「アーナパーナ瞑想」。
自分の呼吸を観察する瞑想法です。
座禅を組んで、上唇の上付近から鼻だけに意識を集中。
呼吸を観察します。
「右の鼻の穴から空気が入った。」
「右の穴から空気が出ていった。」
「今度は両方の鼻の穴から、空気が入った。」
ただ、観察します。
これを最初の3日間続けました。
やることは簡単です。
とはいえ、頭の中は雑念だらけ。
でも、そんなことにとらわれても
気にせず呼吸を観察し続けることに
集中していきます。
4日目以降
4日目からヴィッパサナー瞑想に入ります。
ヴィパッサナー瞑想とは、
「ものごとをありのままに見る瞑想法」
です。
最近はやりのマインドフルネスも、
このヴィッパサナー瞑想を利用したものになります。
目を閉じて瞑想しながら、
頭のてっぺんからつま先まで、
全身の感覚を感じ取って観察します。
痛いのか、かゆいのか、ぞわぞわするのか。
何も感じないときは、
空気が触れている感覚や
服が触れている感覚を観察します。
心地よい感覚
痛み、かゆみといった不快な感覚
気持ちの悪い感覚
いろんな感覚が現れます。
どんな感覚が現れても、それを嫌悪しないで。渇望しないで。
ただ、観察だけするだけ。
シンプルですが、
足の痛みなども不快に思わずに、客観的に見つめ、
ただ観察するのがとても難しかったです。
そして、ずっと自分と向き合っていると、
自分の嫌なところが全部見えてきて、
最初の頃は途中で逃げ出したいくらい、
本当に辛かったです。
でも、終わった後は、なんだかスッキリ。
今までのことがリセットされて、
新しい第二の人生が始まった気分になりました。
その後は、
大きな幸せや症状の改善というよりは、
日々の小さな幸せに気づけるようになった感じです。
摂食障害を治すには至りませんでしたが、
ある程度我慢できるようになったこと
生活を見直すといったことには良かったと思います。
参加費
合宿は寄付での運営で賄われています。
ヴィパッサナー瞑想の合宿に参加する人は、
合宿が終わった後に次の参加者のために寄付をします。
そのため、後の人のために運営ができるよう
気持ちの料金を払いたいものですね。
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